Vol.8 元日の天皇陛下のご公務 「四方拝」
新年明けましておめでとうございます
今年がお越しくださった皆様にとって、良い年になりますように祈念いたします。
私のブログ「りっぷんちぇんしん」にお越しくださり、ありがとうございます。
台湾の言葉で「リップンチェンシン」は日本語で「日本精神」。
日本では希薄になってしまった素晴らしい日本人の気質が台湾に残っています。その精神を再び母国である日本に復活させたいという気持ちでこのブログをはじめました。
さて、今回は元日の天皇陛下の御公務「四方拝」について書いてみます。
「四方拝(しほうはい)」と聞いて、東西南北の4つの神様にお祈りするもの…
だと思い込んでいたワタシ…。実は全く違っていたことがわかりました(驚)！
以前、埼玉県にある三峰神社にて早朝の6時前、本殿から少し外した場所で
神職さんが4方向に柏手をパンパン打っているのを見たことがありました。
そのため「四方拝」と聞くと、天皇陛下が元日に4方向へ手をパンパン叩いて
手を合わせるのね！と、思っていたのでした。
実際はそんなに簡単なものではありませんでした。
これからどういうものか、ざっくりですが見たいと思います。
天皇陛下の行われる「四方拝」とは？
天皇陛下が拝まれる神々
下に書きました全ての神々さまを拝み、皇居に神様をお呼びするそうです。
2.天神地祇 (てんじんちぎ…全ての神様)
3.神武天皇の陵(じんむてんのうのみささぎ…神武天皇の御霊)
7.石清水八幡宮
8.熱田神宮
こんなにもたくさんの神様にお越しいただくようです！
神様に来て頂いて何をするのか？
来ていただいた神様に向けて天皇陛下はお祈りされます。
元は漢文ですが、現代語にすると…。
「賊による危害よ、我が身を過ぎ渡れ
害毒による危害よ、我が身を過ぎ渡れ
悪意による危害よ、我が身を過ぎ渡れ
傷つける災難よ、我が身を過ぎ渡れ
突然起きる自然災害と人災よ、我が身を過ぎ渡れ
内乱と外寇よ、我が身を過ぎ渡れ
人々の呪いよ、我が身を過ぎ渡れ
万病を取り除き癒せ
吾が欲するところは神の御心のまにまにあり
その成就よ 早まれ」
(出典 YouTube むすび大学チャンネルから)
このような祈りを天皇陛下が祈られるのです。
天皇陛下がこの祈りをされる意味とは？
実のところ…「全ての災難は先に、天皇である自分に与えてください！」と祈られておられるのです！
つまり大切な「おほみたから」である臣民(国民)には悪いことが起きませんように❗️と、初日の出前に祈っておられるのですね。
天皇陛下が守ってくださることにより「おほみたから」である私たちには
もうすでに、いいことしか残っていないことになります。
国民はその思いを持って、天皇陛下に直接会って感謝するわけにはいかないので、氏神様に感謝しにお詣りに行くのです😊‼️
(へぇ〜、知らんかったわぁーです😅😅😅💦)
おしまいに…
天皇陛下が国民の幸せのために、このような祈りを昔から
続けていただいておられることに心から感謝です。
そして我が国、日本のこと知ることができたことにも
深く感謝するところです！
最初にも書いたように、東へ向いて手をパンパン、西へパンパン、南へパンパン、北へパンパン…これだけだと思っていました。
実際には深い意味があったのですね😅。
このようなことをたくさんの日本人が知ること…
これが大切ですし、自分の国の文化を理解し
そして守ってゆくことがとても大切だと思います。
今回はYouTube の「むすび大学」から多くの知識を得ました。
リンクを下に貼りますので多くの人に見てもらえれば…
そんなふうに思っています。
ここまで読んでいただきまして、本当にありがとうございました。
