りっぷんちぇんしん

“りっぷんちぇんしん” …台湾の言葉で「日本精神」。日本人の本来持っている素晴らしい心を取り戻して、日本人として胸を張りませんか?

Vol.7 古事記へのエントランス

私のブログ「りっぷんちぇんしん」にお越しくださり、ありがとうございます。

台湾の言葉で「リップンチェンシン」は日本語で「日本精神」。

日本では希薄になってしまった素晴らしい日本人の気質が台湾に残っています。その精神を再び母国である日本に復活させたいという気持ちでこのブログをはじめました。

 

さて、今回は古事記の世界に入ってみたいな・・・と思っております。

(折りを見て「日本書紀」にも入ってみたいですね〜)

「神話を教えなくなった民族は100年続かない・・・」

イギリスの歴史学者 アーノルド・トインビーは彼の書いた著書の中で言っています。

もちろん、私自身も日本の神話を初めて読んだのは実は・・・今年、2021年です(笑)。

読んで知ったのは、古事記をいろいろな解釈でわかるもんなんだ!」ということ。

日本の歴史を知ることができる・・・

人との付き合い方がわかる・・・

また人によっては科学のこともわかる・・・のだそうです。

このブログを目にする方にとって、古事記の扉を開き、その奥へ入っていける

きっかけになればと思っております。

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古事記の入り口・・・3つの始めの神様

古事記の一番最初には3つの神様が登場いたします。

1)アメノミナカヌシ

2)タカミムスビ

3)カミムスビ

いちばん始めの神様・・・アメノミナカヌシ

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出所:「illust AC 」 くらうど職人さま作成

アメノミナカヌシ(天之御中主)の神様は古事記に一番始めに登場する神様です。

古事記の文章は・・・

「天地(あめつち)初めて発(おこ)りし時、高天原(たかあまのはら)に成りませる

神の御名(みな)は天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)。」

続けて・・・

「独神(ひとりかみ)と成り坐(ま)して身を隠(かく)しましき。」

 

アメノミナカヌシの神は姿を現しますが、そのまま消えてしまったのです。

いったい何なんでしょうか・・・?

また、ここで見えるのは「高天原」。

これを読むと、高天原はアメノミナカヌシの神様が現れるまえには、すでに存在して

いたことがわかります。

面白いのはキリスト教や他の宗教で多いのは「神様が天と地をつくった」こと。

しかし、古事記では神様が現れたときにはもう、天はあったということ。

それでは誰が作ったのでしょうか?・・・それはわかりません。

古事記はそのようなものなのです!キリスト教などの神様よりも

ちょっと私たちの近くにいるような感じがします! 日本の神様は「俺が俺が!」と

いうものが無いように思えます。

 

2番目の神様・・・タカミムスビ

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出所:BEIZ imagesから

2番目に登場する神様が、タカミムスビ

古事記の文章は・・・

「次に高御産巣日神(たかみむすびのかみ)。」

えっ・・・?はい、たったこれだけです。

漢字ができるよりも、ずっーーと昔から神様の名前はあったはずです。

言葉で「たかみむすびのかみ」という言葉が。

後の時代になって漢字がでてきます。そのとき・・・

ちょうどいい漢字を当てはめたのかなと思います。

そうすると、漢字から雰囲気が読み取れます。

「高」・・・高いところで。

「産巣(むす)」・・・「むす」=苔がむす。つまり何かが生まれること。

「日」・・・「ひ」=「霊(ひ)」これ、霊的な力のことです。

なので、「むすひ」は「天地万物を産む霊的なちからのこと」になります。

もしかしたら高いところの霊的な力が、天からこの大地に下ろしてくれるのかも

しれません。(そう、冒頭に言ったように古事記はいろいろな解釈ができるのです!)

そして、この神様もアメノミナカヌシと同じく「独神と成り坐して身を隠しましき。」

とあります。やはり姿をみせると、すぐに消えてしまいました。

 

3番目の神様・・・カミムスビ

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出所:BEIZ imagesから

3番目はタカミムスビです。

古事記では「次に神産巣日神(かみむすびのかみ)。」

こちらも書かれているのは、もうこれだけ・・・。

また同じく「独神と成り坐して身を隠しましき。」とあります。

この神様もすーっと消えてしまったのですね。

いろいろな解釈がありますが、タカミムスビに対してのカミムスビ

この地上で「むすび」=「霊的に何かが生まれる」こととも言えるかと思います。

 

タカミムスビカミムスビはセットになって一つになるようです。

また、タカミムスビのエネルギーとカミムスビのエネルギーを人々が受けることで

生きている・・・とも言えると思います。

 

3つの神様・・・私のイメージ

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出所:ROOM写真素材ワーク から

私のもっている、3つの神様のイメージは「トンネルの出口」にいる神様です。

(いったい・・・何のこと??ですよね・・・)

 

アメノミナカヌシ・・・上の写真のように、トンネルから出る時の「まぶしい光!」

タカミムスビ・・・まぶしさが消えてゆき、次第に出口の景色が見えてくる。

         そのときの綺麗な景色への「感動!」

カミムスビ・・・ そのあとに見える景色。走っていると景色が移り変わって、「どんどん

         移りゆく景色!」

 

「まぶしい光」も「感動」も、「移りゆく景色」も現れては消えてゆきますよね!

3つの神様も、現れては消えてゆく。しかしその3つがあってトンネルから出た時の

感動と次に見える景色が楽しみになります!!

こんなイメージをもっているのです。

 

他にも人生に当てはめる方もおられるように、いろいろな解釈ができるのです!

 

みなさんにとっても今後、「こんなことかな?」ということに気づくことが

あるかとと思います。

今回は少し長くなりました。

今日はこの辺で・・・。お読みいただきまして、ありがとうございます!