Vol.14 信用に裏打ちされた貨幣(おかね)
私のブログ「りっぷんちぇんしん」にお越しくださり、ありがとうございます。
台湾の言葉で「リップンチェンシン」は日本語で「日本精神」。
日本では希薄になってしまった素晴らしい日本人の気質が台湾に残っています。その精神を再び母国である日本に復活させたいという気持ちでこのブログをはじめました。
昨日、2022年5月21日、東京の富岡八幡宮にて、国史啓蒙家である小名木善行先生主催のセミナー「倭塾」を受けてきました!
その教えていただいた内容を簡単に報告したい…と思います。
通貨であるために必要なもの…
セミナーのテーマは「日本人の形とこれからの貨幣」。
経済を深く習ったわけでも無い私にも…
とてもわかりやすいセミナーでした。
小学校生もいましたね😊❗️
さて、そもそも昔のお金は…
字のごとく、お金は「ゴールド✨」と交換できたので
お金(おかね)と呼ばれます。
例えば100テンというお金があったとして、
その100テンがゴールド100gと交換できるとします。
手元に500gのゴールドがあれば、
500テンのお金を作ることができるのです。
そしてその500テンを世の中に流通させることが
できます。(実際はできませんが…😂)
ですが500gのゴールドしかないのに600テンを作って
その600テンを誰かが持ってる…そしてその誰かが
600テンをゴールドに交換して!と言われたら。。
100g不足です。
手元には500テン分のゴールドしか無い。
その途端にテンというお金の信用は無くなるのです。
お金はゴールドと交換できるという信用があるから
もの買う時にお金とモノが交換できるのですね。
一気に時代が飛んで、戦後の世界は…
戦後になってから、アメリカが突然に言います。
「もうお金とゴールドの交換やめた!」と。
この理由を聞いて驚いたのです😨💦
先生曰く「アメリカは世界中に米軍基地をおいている。
だからゴールドが無くても、軍事力があれば
ヨーロッパも日本も言うことを聞くから…」と
おっしゃっていました。
これでドルが世界で一番強い通貨になったのです。
裏打ちするものがなくても、「ドルが世界で
一番強いんだ!」と言えるようになった。
まるでドラえもんの世界で言えば
ジャイアンのようだと😂
と、小名木先生は言ってました。
実際に事を起こしたのが実は…「イラク戦争」。
石油の取引をドルからユーロへ変更。
ジャイアンのプライドが傷つけられたようなもの…。
フセイン大統領は殺されました。
武力でドルを守ったのです。
これを真似した国があるとは!
答えを言うと、中国。
中国の人民元は最近まで世界では通用しない通貨でした。
唯一、香港ドルを介して世界の通貨とやり取りしていました。
しかし、香港の民主主義を一気に潰して、
この後も人民元が安定的に世界に通用させるように
してしまいました。
これもある意味、軍事力で人民元の国際流通を守った…
これに対して日本のこれから
ここがいちばんお伝えしたいことです。
日本には「約束を守る」という文化があります!
1905年に勝利した日露戦争。
戦争のために日本は多額の借金をしました。
その返済が終わったのはなんと…
1986年‼️つい最近のことです。
借りたものは返す。信用…日本人の美徳なんです。
また日本にはまだ掘られていない金鉱脈が
かなりの量があるそうで、掘ったら金価格が下がり
メリットが無いそうです。しかし、これを日本円の
裏打ちとすれば、日本円が信用されるのです。
決して武力で何処かの国を脅して、日本円を安定
させることも無いのです!
世界で取引に使われる安定した通貨は
「裏付けの担保力が大きい国が中心になる」
小名木先生が主張されておりました。
終わりに
これも先生がおっしゃっておられたのですが、
「今、約束を守ることが、未来の日本にとっての
信用となる」
これは損得よりも大切であって、日本人の子孫の
ためにも、約束を守ることが大切なんです‼️
「『身を尽くし』=『澪標(みおつくし)』」
これこそ損得よりも大切なこと。
これが…信用なんですね。
普段の日常にも当てはまることもあるかも。
🇯🇵🇯🇵ニッポンをカッコ良く🇯🇵🇯🇵🙌‼️
最後までお読みいただき、ありがとうございました!